割れや欠けは、器の終わりではありません。

金継ぎは、壊れた器を直す技術であると同時に、器と向き合い続けるための先人たちの知恵です。

陶器は、使われることで初めて完成します。
日々の暮らしの中で生まれた傷や欠けは、その器が使われてきた時間そのものでもあります。

金継ぎは、失われた部分を隠すのではなく、あえて現し、器の履歴として受け止める日本独自の修復文化です。
修復された器は、元に戻るのではなく、以前とは異なる価値をまとい、再び使い手の暮らしへ戻っていきます。

陶庫では、益子焼を扱う場として、器を「買う」だけでなく、「使い続ける」ための選択肢として金継ぎを大切にしてきました。
器と長く付き合うことは、暮らしを見つめ直すことにもつながると考えています。

本ページでは、伝統的な技法を用いてじっくりと器に向き合う「本格金継ぎワークショップ」と、
初めての方でも気軽に金継ぎの考え方に触れられる「POP金継ぎワークショップ」の二つをご紹介します。

器との関係性を深める時間として、目的や経験に合わせてお選びください。

ふたつの金継ぎワークショップ

  • 本格金継ぎワークショップ

    本ワークショップでは、本漆を使用し、伝統的な金繕いの方法で、約半年かけて器を修復します。

    「本格金継ぎ ワークショップ」では髹漆(きゅうしつ)の人間国宝である大西勲氏を父に持つ漆芸家 大西未穂氏による現代では貴重な本漆の金継ぎをご体験いただけます。

    漆芸の真髄に触れる貴重な機会となります。

    現在、開催日程を調整中です。
    開催日程が決まり次第、ご連絡いたします。

    開催情報をご希望の方は下記のフォームよりご登録をお願いします。
    (参加が確定するものではございません)

  • POP金継ぎワークショップ

    「POP金継ぎ ワークショップ」は1日で、直してお持ち帰り頂けるワークショップです。
    欠損した部分をパテで埋め、どんな色にでも彩ることができます。

    講師は修復師の鈴木伸英さんです。
    小西美術工藝社、栃木県窯業指導所を経て独立。各地寺院、個人所有文化財の修復を行われています。
    とても気さくなお人柄です。

    天然本漆を使用し、じっくりと仕上げていく「本格金継ぎ ワークショップ」とは異なり、現代の素材を用いて簡単に安価に修復するワークショップとなります。

    現在、第6回開催の募集を行っております。
    詳細は下記よりご確認ください。