小野 正穂
子供の頃、近くの公園に松林があった、落ち葉の下に白い筋まじりの赤褐色の粘土を見つけた。
その表面に指を押し付けてパチンコ台をつくった。
落とし穴、橋、ジャンプ台、トンネルがゴールを阻む。
仲間が集まりビー玉を転がして遊んだ。
だが彼らのビー玉はなかなかゴールまでたどり着かない。
秘策があったのだ、ちょっと左にスピンをかけビー玉を落とす事。
このパチンコ台は私の傑作粘土細工のひとつだ。
『土とともに、火とともに、わくわくしながら』 かろやかにスピンをかけて。
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